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品質の高いユーザー事例記事


TROではIT関連メーカー様、ベンダー様のユーザー事例やニュースリリースの作成を主な業務として行っております。

TROが作るユーザー事例記事は、ソリューションやサービス、製品をより良くご理解いただくということはもちろん、技術的な知識に裏打ちされた、非常にクオリティの高いものとなっています。

・事例紹介のサイトを作りたい
・テキストだけ欲しい
・何を掲載すれば良いのか相談したい
・顧客から意見を聞きたい
・ヒヤリングをビデオ撮影したい

ユーザー事例やメディア対策などについて、
TROがお手伝いいたします。

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以下は自身でユーザー事例を執筆しようという方のために書いた情報です。
ほとんどの方は、すべて読む必要はありません。
弊社にご連絡くださるだけで詳しくご説明差し上げます。

ユーザー事例は、営業必携のパワーツール

ユーザー事例は、非常に大きなパワーがあります。新規の見込み客を連れてきたり、既存客に次の購買行動を起こさせたり、スムースに商談をクロージングに持っていくためのツールにもなります。

特に、大企業ではなく、知名度も低い場合、ユーザー事例は不可欠です。商談を最初の段階で、「実績あるの?」と聞かれたとき、口で「はいあります」と答えるだけでは信用度ゼロです。具体的な顧客名を挙げても、「口でいってるだけなんじゃないの?」と疑われてしまっても仕方ありません。そんなときに、「どうぞ、ご覧ください」とホームページなり、リーフレットなりを見せれば、納得してもらえるわけです。

それだけでいいのか?

それで十分という方も多くいらっしゃいます。営業にまわるとき、最初に見せて、「うちの商品はこれだけ使われてるんですよ、貴社もお使いになりませんか」と切り出せれば、それで良しかもしれません。世の中のユーザー事例の多くは、ここまで、というのも事実です。

正直なところ、これではもったいないと感じます

コマーシャルでいえば、世に多くあるイメージ広告と似ています。有名な俳優を高額なギャラで起用して、大企業である(かのような)ことを示す。何を売っているのかどころではなく、社名すら一瞬しか写さずに、イメージの良い雰囲気を作る。そんなコマーシャルが、価格の高い枠で何度も流されたりします。上のユーザー事例は、これと同じか、こうしたものをあえて目指していたりするわけです。

その目的は何でしょう?見た人から、どのように思われたいのでしょうか。

「有名な企業だから安心」→「何を根拠に?有名人は悪いことをしないのか?」
「お金持ちだから低価格」→「えてして逆。コマーシャルのコストは商品に上乗せ」
「大企業はつぶれない」→「金融業再編、大型流通店の失墜など、大きくてもつぶれる」
「雰囲気の良い会社の社員は雰囲気が良い」→「悪徳な企業ほど、自分を良くみせたがる」
「使えば、女優のようになれる」→「その女優が同じものを使っているなんてことない」

作る側としては、見た人の意識を操作しようとか、他社の製品と並べたときの付加価値に感じるようにしようとか、さまざまな理由が浮かぶでしょう。しかし多くの場合、それは幻想で、見る人の意識はもっと高いところにあったりします。ユーザー事例の場合は特に、読む人の意識が高いのです。

つまり、その製品を、当該の会社で使っていることを証明するだけで、役割は終わりです。当該の会社の社員を営業に同行させるなんて無理だし、ましてやいきなりユーザー訪問会に来させるなんてできません。成立した契約書を持ち歩いて見せるのも、いやらしいし、逆に疑われるだろう。そこで、ユーザー事例を作ろう、と考えたりします。

「あぁ、それでいいんだよ」という方、ここから先は読まないでいただいてもかまいません。

営業がいらない?

というのは言い過ぎです。営業は会社の看板です、要らないということはないのですが、良質なユーザー事例を数多く作ることで、営業マンの最も重要な役割ともいえる部分を代わってもらえるのです。

営業というと、アタックリストを準備して、それぞれの顧客について、企業規模や購買動向、業界での位置づけ、キーマンの所在など詳細を調べ、適切なかたちでアプローチするのを思い浮かべたりするでしょう。電話帳や四季報などを使い、片っ端から電話でアポ取りする「千本ノック」的な猛烈営業もあったりします。「自分は口下手で、やはり営業なんて向いていないのでは」と上司に相談したら、「口下手な人にソリの会う担当者もいるんだ。口下手なりの営業方法を見つけて頑張れ。実際俺は、口下手というお前の話をこうして聞いてしまっているじゃないか」というのを見かけたりもします。

営業マンが数多くいたり、営業と他の業務を掛け持っていなければ、これで良いのかも知れません。大勢の人が営業に専念して、それぞれの手法を編み出して、職人芸的な営業スキルを見につけるわけです。実際、多くの企業で重視されるのは、こうした営業職人だったりします。

しかし、スキルの高い営業職人は、ヘッドハントされてどこかへ行ってしまったり、口下手でも営業しなくていけないとか、営業は社長が自ら行う、というケースも多いわけです。どんな人でも、楽に営業ができれば、それに越したことはないわけです。

それを可能にするのが、質の高いユーザー事例なのです。やっと、ユーザー事例の話に戻ってくることができました。ホッとしましたね。でも、こうした営業の話を抜きにして、マーケティング的に理屈をこねていると、イメージ広告的なユーザー事例にたどり着いてしまうのです。

つまり、「質の高いユーザー事例があれば営業マンはいらない」とまで言うつもりはないですが、“営業職人”はいらなくなります。普通の営業マン、他の業務と兼任している営業マンを、営業職人にしてしまう力を持っているのです。

ユーザー事例が営業する

それでは、質の高いユーザー事例というのはどのようなものなのでしょう。具体的にどのようなメリットがあるのでしょう。それを、ここで説明します。

営業には大きく次の3段階、見込み客を見つける、アプローチ、クロージングといった段階があります。労力が最も必要で、効率を上げるのが難しいのは最初の、見込み客を捕まえる段階です。つまり、これがうまいと営業職人になるわけです。独自の嗅覚をもっているとか、社交界や政界など優良な集まりに属しているとか、いろいろな理由で「商品を買いたい」と考えている人を大勢見つけるのがうまいわけです。

ユーザー事例の質を高めれば、見込み客が手を挙げてくれるようになるのです。後の営業の役割は、クロージングまでスムースに進めればよいということです。つまり、質の高いユーザー事例 = 見込み客を見つける営業マン、というわけです。

こんなユーザー事例はダメ

一口にユーザー事例といってもイロイロあります。定期刊行物、いわゆるザッシの記事になっているユーザー事例と、企業が広告として作るユーザー事例は目的から違っています。また、大企業では、あえてイメージ広告的なユーザー事例を作るということもあります。

では、どんなユーザー事例が見込み客を呼び込むか、チェックポイントをいくつか挙げてみましょう。イメージ広告的なユーザー事例に、営業マン的な効果が薄いことはすでに述べました。ユーザーの企業名、製品名、カッコ良く、気持ち良さそうに使っている(雰囲気をだす)ことだけしか書いてないのが、イメージ広告的ユーザー事例です。あらためて見返してもらえれば、こうしたものが多いことに気づくでしょう。あとで、その理由を述べます。

製品を紹介しているユーザー事例

次に、製品の名前や機能ばかりが前面に出て、ユーザーや、使っている様子が伝わってこないもの。実際、こういうものも多く見かけます。製品紹介も兼ねてしまっているようなユーザー事例です。ユーザー事例を読む側としては、使っている人や企業について知りたいわけで、興味の対象と、記事の中心が完全にずれてしまっています。

こうしたユーザー事例は往々にして、力の強いマーケティング部門が仕切って作っています。もしくは、マーケティング部門が内製したものだったりします。製品のことを知らせたいという作り手側の強い意向が表れるのです。「正直、ユーザーなんてだれでも良いし、どんな風に使ってもらってもかまわないけど、製品のXXXという特徴だけは伝えたい」なんて考えていたりするわけです。

読む側としては、「そんなことは、製品紹介のところで読んで知ってるよ。これでは、うちでも使いたいという気にはならないな」とか思ってしまいます。というか、特別な理由がなければ、おそらく最後まで読まれないでしょう。文章としての質も低いものが多く、そうした場合は、読んでもらうことが、製品のイメージを下げるというところにまで結びついてしまいます。作るだけ無駄どころか、作らないほうが良いということになります。

読んでおもしろいユーザー事例

そして、次のものも結構あります。「おもしろい」ユーザー事例。私などが読んで「うまい、ざぶとん1枚っ!」とか、言ってしまいそうなものもあります。ユーザーの心理や、根底にある人間ドラマのようなものが盛り込まれていたり、部署間でのせめぎあいの様子、競合他社との駆け引き、役員決済に持っていくまでの準備とかが、緊迫感あふれる文体だったり、スピード感ある簡潔な書き方で書かれていたりします。読み進めるとワクワクしてきて止まらず、一気に10ページ以上も読んでしまったとか、読み終わって「面白かったぁ〜」などと感じたりするものです。

イメージ広告的に、こういう類のユーザー事例を使うこともあります。しかし、この類のユーザー事例では商談に直接結びつきません。“なんとなく”その商品や会社のイメージが良くなる(かもしれない)だけです。だいたい、こういうものは、熟練ライターだったり、少し名の通ったコラムニストや、広告代理店のお抱えコピーライターが書いていたりします。文章が面白いと、クライアントから気に入られるからです。さっと読めると、ツッコミづらい。有名な人だと文句言いづらい。あれこれと注文が付かなければ広告代理店は楽になるわけです。広告代理店では、クライアントが儲かるかどうかよりも、どこからも文句が出ずにすっきり仕事を進められることを重視することの方が多いのです。

専門家が笑うユーザー事例

あと、これは分野や対象製品にもよりますが、専門家に見せられないユーザー事例というのもあります。ユーザーも専門家ではない、マーケティングも専門家ではない、営業も専門家ではない、さらにライターやデザイナーだって、その製品の専門家ではない。専門家不在で作られるユーザー事例も実は多い。そして、専門家の目に触れなければ、それで良いという場合もありますが、少し知識がある人が見ると致命的な誤解や間違えが、ぼろぼろと見つかったりします。「なんだよ、ウソついてたのか」とか、「こんなことも知らないで売ってるの」などといったイメージをもたれてしまったら、見込み客が去っていくだけでなく、それまで築いた信頼関係は倒壊してしまいます。これも、プラスにならないどころか、「作らない方が良い」ユーザー事例の代表です。

社内に、いわゆる“技術者”がいない商社だとか、あまりに専門性が高くて、研究者しか、詳しい知識を持っていないとか、ユーザー事例作成プロジェクトに専門家の意見を反映させられない環境だったりとか、仕方ない場合もあります。しかし、できれば避けたいところです。もちろん最初から、専門家を参加させようという気がなかったり、技術者の意見は無視しようという考えなら、作らない方がましです。

少し横道に反れますが、技術者の意見の取り入れ方についても考えてみましょう。技術者の意見は取り入れるべきですが、そのまま反映させるというのも問題は多いです。製品や技術をアピールするよりも、問題を回避するため控えめにトーンダウンさせる技術者が多いためです。

なぜそうした技術者が多いのかというと、仕事の内容から身につけた“性分”なので、仕方がないのです。たとえばプログラマーは、特定の処理について、ありとあらゆるパターンを考え、すべてに対処できるようプログラムを作ります。滅多にないだろうという現象でも、それを漏らすことは許されません。普通は考えないことについても「想定の範囲内」に収め、その対処法を用意しておくわけです。つまり技術者として優れていればいるほど、自信のない言い回しを好むのです。

「“XXXだ”と書くと、○○機能が常に使えると思われてしまうから、“XXXの場合もある”くらいにした方が・・・」とか、ユーザーも知らなかった○○機能を使えない例外ケースを想定して、変更してくるわけです。全体を通して、こうした考えに従って変更がなされると、最初に作ったものとは大きく違った、影の薄い、何が言いたいのか分からない文章になってしまったりします。どこまで想定の範囲内にするのか、サジ加減です。書く人にある程度の専門知識があり、ユーザーの知識を補助したり、専門家からの情報をスムースに記事に反映できるというのがベストです。

役立つユーザー事例

さて、「おもしろい事例」というのと似ていますが、「読んでためになる」とか、知識や情報、ニュースなどを与えてくれる事例というのはどうでしょうか。いわゆる編集ページに掲載されている事例記事です。これを企業が作って、営業ツールとして配るとしたら、それは役立つのでしょうか。

答え:役立つ場合と、そうでない場合がある。
これじゃあ、まったく答えになっていませんね。それは、ここまで述べてきたユーザー事例の役立ちかたとは、違った形で役立つからです。

実際、私はかつて日経BP社という新聞系の出版社で、企業システムについての記事を執筆していました。書いたものによっては、取材先や製品のベンダーさんなどから“別刷り”とか“抜き刷り”とかいって、媒体で利用する以外に、該当するページだけを余計に印刷するのをお願いされたりしていました。私は記者だったので、どの程度の料金がかかったのかは知りませんが、ゼロから作るよりは安かったのでしょう。お願いされるものの多くはユーザー事例でした。

これが役に立つというのは、お金を払って載せてもらう広告ではなく、編集記事で取り上げられた、という点です。権威がある媒体であればあるほど、掲載されたことの価値が高まります。公平に判断する(はずの)記者が、注目した製品として取り上げられたんだということで、製品に“ハク”がつくのです。

なので、内容云々ではなく、“あの有名な○○という媒体の記者が注目した”という事実を営業に使いたいわけです。内容は素晴らしいとは限らないのです。 

また、これは現在ですが、広告としてユーザー事例を掲載する場合でも、できるだけ編集ページに似せて作って欲しいというのは言われます。広告ということが分かると、あまり読んでもらえないからです。これは当然同意します。しかし、内容は編集記事と同じように作るのは良いとは言えません。

今でもユーザー事例を作ろうと考えている人の多くは、“お手本”として、先にあげた「おもしろい」記事と、この編集記事を頭に浮かべるようです。私にお仕事をご依頼いただく中でも、当然ながら、こうした考えが多いです。もちろん、今でもこっち側も書いていますので。業界に詳しく、専門知識もあって、しかも文章のプロが書くものなんだからということで、“お手本”として考えてもらえるのかもしれません。しかし、編集記事と広告では目的がまったく違うものなのです。

編集記事は、読んだ人がお金を払って、その対価を得るものです。掲載した製品のベンダーさんがメリットを受けるようになんて、これっぽっちも考えていません(すみません)。読者が既存のユーザーさんならば、より良い使い方のノウハウについてを解説し、検討中の読者に対しては、自分が使うのに適するのかどうか考えるポイントだったり、導入する上で注意しなくてはならない点だったり、どうすると低コストで導入できたり、運用できるのか、という点です。場合によっては、注意を喚起するために、便利だと思われて多く導入されている製品の欠点を浮き彫りにするような記事も書きます。

さて、こうした記事を読んで、ある人は、「あ、自分にも使えそうだし、ここにノウハウも書いてあるから買おうかな」とか、「新製品では欠点がカバーされて使えるようになりそうだから、検討しようかな」などと、買う気になるかもしれません。しかし、こうした人はすでにその製品を気にしていた人で、対象製品についての情報が豊富になったということに過ぎません。購買への欲求が強くなったというわけではありません。そうなるように、なんて思って書いていないからです(そう思って書いている記者がいるとしたら、その媒体は信用がなくなってしまいますね)。

つくったユーザー事例

さて、ここまでダメなユーザー事例を列挙してきました。そろそろ飽きてきたのではないでしょうか。この辺りで最後にしましょう。

ユーザー事例では、これまで述べてきたこと以上に重要なことがあります。というか、これが実は最も重要だったりします。また、このことはユーザー事例に限らず、書いている文章のすべて、言っている意見のすべてについて重要です。

何かというと、“やらせ”ではないということ。真実であるということです。実際、ユーザー事例を作るときは、相手に取材と掲載の了解をとって、それ相応のお礼をすることもあります。ユーザーにとってメリットが何もない場合など、お礼は当然かもしれません。

しかし、読者は思った以上に敏感です。また、最初から穿った目で見ているかもしれません。ユーザー事例の取材に協力している、という時点でベンダーやメーカーと仲の良いユーザーなんだ、というのは前提として考えているでしょう。“不具合が多くて動かないと告発する”記事のはずはなく、“使ったらこんなに便利ですよ”ということしか載っていないと考えるのが当然です。

読む前から内容が予想されてしまっていて、その通りだったら、まったく意味がないのです。事実を、より事実らしく伝えるというのが重要になるのです。このため、取材時にも、細心の注意が必要になります。できるだけ事実をそのまま言ってもらうようにします。製品に使いづらい部分があれば、それもそのまま述べてもらい、その欠点をどのように克服しているのか、話してもらうのです。

もちろん後で直すときに、あまりに欠点が強調されていれば、目立たないようにします。しかし、事実を曲げようとすると、胡散臭さが、一気に噴出してしまいます。「100回やれば1回はうまくいかない。でも自動的にリトライさせてるんで、まったく問題ない」というところを、「すべてうまくいってる」と言い換えてもらったり、そのように書いてしまうと、その一箇所だけで、全体を信じてもらえなくなってしまうこともあります。

今でもあるのかもしれませんが、官公庁や教育機関、大きな病院などだと、使ってもらうことが宣伝になるし、他の何かで利益を出せているので、そこで稼ごうとは思わない。そこで、無料(か、それに近い金額)でシステムを導入する、なんてことがあったりします。そして、ある程度の期間使った(という設定で)感想を聞いて、ユーザー事例を作るというのも、実際にはあるのです。

ユーザーは、あまり使っていないので、感想も何もなく、製品を褒めるだけ。ライターには専門知識がなく、それを鵜呑みに、流麗な文章をつくる。デザイナーが、それをカッコ良いデザインにまとめる。結果できあがったのは、綺麗で読みやすいのだけど、綺麗さや読みやすさが、なおさら胡散臭さを強めるようなリーフレット。先に、私に話を持ってきてくれていれば、と叫んでしまいそうになりました。

実際、こういうのも、やりようがないわけではありません。実際作ったこともあります。事実を正直に伝えればよいのです。使ってもらって感想を聞く、というのは、裏取引でもなければ、別に悪いことではありません。その上で、正直な感想を聞いて書いてあげたほうがよいのです。あまり使わない人がいれば、なぜ使わなかったか、そしてどうなっていれば使っていたのか、そして、その方向で製品の機能強化が行われている、などとすればよいわけです。

より良いユーザー事例をつくるために

これまで数多くのユーザー事例をみてきて、そして作ってきて、効果をあげるために悩んできて、得たものをもっと伝えたいのですが、効果的に言葉でお伝えできるのはこの辺までだと思います。正直なことを書くのが良い、と書いたばかりで、うそはつけません。ノウハウを隠そうとか考えているわけではありません。

ダメなユーザー事例を列挙したので、「ところで良いのは、どういうの?」というのを質問したくなるのは当然です。ビシッと“これが良い” と言えればよいですが、ユーザー事例にはパラメーターが多く、どのような場合でもこれが最高、といえるものは見つけられていません。製品によっても、ユーザーによっても、使い方によっても、対象読者のポジションや、対象となる企業規模など、さまざまな要素がからんで、それを考慮した上で、“より良く”するにはどうしたらよいかを積み重ねて、記事が出来上がります。

また、がっかりさせてしまうようですが、まだまだ私も修行中で、皆様からのご意見を伺いながら、精進している最中です。「この間の事例記事、レスポンス悪いよ」とか、「掲載すると、月に3件問い合わせがあって、1件は契約に結びつくよ」(少ないように思われるかもしれませんが、数十万円の経費で、数千万の売上が上がったりしているのです)とか、ご意見をもらいながら、より良くするには何がよいのか、考えている最中なのです。

それでもとりあえず、少しは分かってきたつもりです。その重要な部分をここに書いてきました。ですから、みなさんは、ゼロからではなく、ここまでであげてきたダメなユーザー事例の逆をやれば、私のノウハウのある程度を使えるわけです。だからといって“おもしろい”ユーザー事例の逆で、わざとつまらなく、読みづらくする必要はありません。ダメな理由を積極的に取り除き、磨いていくことで、見込み客が問い合わせをしたくなるようなユーザー事例が出来上がるのです。

最後に、実は一番重要なことを書きます。ここまでにも、少し触れていますが、実はこれに尽きます。「目的をはっきりさせること」です。どのような読者に読んでもらいたいか、その読者にどのような行動をとってもらいたいか、常に考えながら作るということに尽きます。ここまでまとめてきたことは、そのためにはどうすればよいか、ということをブレークダウンしてきたに過ぎないのです。

広報やマーケティングの担当者が作っても良いでしょうし、営業マンが作っても良いでしょう。場合によっては開発担当者で作っても良いかもしれません。文章を書くのは難しいと思われるかもしれませんが、書くことがしっかりと決まっていれば、それほどではないでしょう。

私もかつて、記者あがりで、編集記事的なユーザー事例しか書けませんでした。どうすればレスポンスが上がるのか考えるようになり、編集記事的な書き方を捨てて、試行錯誤したのです。正直なところ、IT関連の記事は多く書いていますが、そうした製品を売ったり作ったりという現場で働いたことはありません。どうか、皆様の貴重な経験をお教えいただき、それを記事(ユーザー事例)に活かせるよう、ご協力いただきたいというのも本音です。

ノウハウを公開して、“みなさんどうぞ書いてください”では、弊社の役割がないのでは?と思うかもしれません。その通りです(笑)。ここに書いてきたノウハウの通りすれば、弊社よりもうまくユーザー事例を作れるでしょう。しかし、先に開発者の習性を書いたように、自社の製品について書くと、どうしてもバイアスはかかるものです。記事を書くことなどを専門にされているわけではないでしょうから、やはりお助けできることはあるわけです。

査読してほしいとか、チェックしてほしい、といったご要望でもOKです。ご相談など、気軽にご連絡ください。この「ユーザー事例のチェックポイント」という記事についての疑問、ご意見なども気軽にお送りください。

ユーザー事例の無料診断サービスや、上部メニューの「お問い合せ」をご利用くださるか、下記あて先にメールをいただけると幸いです。なお、お問合せの「お名前」欄は、とりあえずハンドルネームなどでもかまいません。できるだけ早く、お返事をいたします。

鳥山 隆一 sales@tro.info

ご記入いただいた個人情報は、お名前なども含め、意図的に社外に持ち出したり、ユーザー事例についてのご意見の交換、弊社からのご提案など以外には利用いたしません。

最後まで、お読みいただいたこと、本当に、本当に、心から、感謝いたします。

 
■標準ユーザー事例記事

形:A4(相当)2ページ/カラー
タイトル:1、2ライン(20w×1、2)
リード:5〜7ライン(200文字)
企業情報:業種・規模など
図:1、2点
写真:社屋+ユーザー2、3人

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